【豊前市 木の家リノベ】古民家の風情と薪ストーブのある暮らし

【豊前市】

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伝統を受け継ぎながら、住む人の暮らしに寄り添う

 

太く立派な柱や梁を残しながら、愛着ある実家をリノベーションしたいと考えていたBさん。近くで見学会をしていた[サン建築工房]に相談したところ、すぐに家を見に来てくれた。「土間や薪ストーブ、バリアフリーを取り入れながら、古民家の雰囲気を残したい。盛りだくさんの希望を話しました」。この時の誠実な対応や担当者の人柄が信頼できると感じて同社に依頼することを決めた。こうして築80年を超す古民家のリノベーションが始まった。

「戦前の家はとてもいい材を使っています。傷んだ部分を修復し、基礎や断熱をしっかりすれば、この先も永く住み継いでいける」と、担当者はB邸の潜在価値を評価する。解体してみると囲炉裏や掘りごたつが出てきたり、ご主人が子どもの頃、姉弟げんかをした時に書かれた落書きが見つかったりと、思いがけない発見も。「そんな時は思い出が蘇って、作業がしばしば中断することもありました」とBさんは目を細める。「隣で仮住まいをしていたので、工事が進んでいく様子を、毎日ワクワクしながら見ていました」。

工期は約5ヵ月。玄関の位置はそのままに、土間に据えた薪ストーブの良さが最大限に発揮できるよう、天井板を剥いで吹抜けに変更した。ダイナミックな梁があらわしとなり古民家の良さがさらに深まった。「どっしりした丸太梁に新しい横架材を継ぐ時など、微妙な調整は大工さんの熟練の技と勘が頼り。新築よりも手間はかかりますが、それだけ出来上がった時の達成感は大きいですね」と担当者。薪ストーブが据わるこの吹抜けの土間空間が、Bさんが心からくつろげる一番のお気に入りの場所だ。

 

「大好きな家になった」リノベーションに大満足

 

すべての工事が終わり、再生した我が家で暮らし始めたBさん。「やっと自分が求めていた古民家に住めるのだと、感慨深いものがありました」。土間で音楽を聴いたり、時には食事をしたり、余暇の過ごし方も変わった。さらに「前の家はとにかく寒くて、冬は家の中でもダウンを着ていたほど。それが今ではストーブに薪をくべる冬になるのが待ち遠しいほど。家を空ける機会が減った気がします」。

新たな息吹が吹き込まれ蘇った80余年の歴史が刻まれた住まい。親から子へ、さらに孫へ。伝えたい想いが込められた我が家に、これからも家族の歴史が重ねられていく。「大好きな家になった」と、Bさんは笑顔で語ってくれた。

 

#住まいの再生工房®