羊毛断熱材
こだわり素材 ~良い素材で仕立てる住まい~
布地を選んでスーツを仕立てるように、住まいこそ、素材を吟味しましょう。
自然素材の魅力は何といっても風合いです。触れてここち良く、空気もきれいで気持ちいい。人にやすらぎを与え、時とともに味わい深く、趣を増していきます。
もう一つの魅力は、調湿性です。温度だけではなく、温度と湿度のバランスにより、ひとは快適にもなり不快にもなります。特に温暖なここ九州においては、たいせつなことです。
高い断熱性能
羊毛断熱材「サーモウール」 は、高温多湿な日本の気候の中、結露を防ぐ断熱材 として開発されました。
空気をたくさん包括する
「空気」を多く含む物質は、保温性が高い優れた断熱材であると言えます。
ウールは繊維一本一本が縮れていて複雑に絡み合い、その中に60%もの空気を含み、その空気層が断熱効果を高めています。
表面が濡れないこと~断熱材にとっての絶対条件
壁の中で濡れることなく、施工当初の(乾いた)状態をいかに長く維持できるかが、断熱性能を維持するための大きな問題となります。
壁の中に施工された断熱材が結露により濡れてしまっては、本来の断熱性能を保持することは出来ません。
羊毛は「水をはじき、水分(気体)を吸収する」という、相反する性質をもつ繊維であり、特に「サーモウール」の整ったスケールは、 壁の中に入ってくる水蒸気を羊毛の細胞内に取り込んで、表面が濡れることはありません。 また万が一濡れてしまった場合も、吸着熱を発生し自ら乾燥します。
優れた空気清浄化機能
「サーモウール」のVOC吸着能力は、 「財団法人 北里環境科学センター」で実証されています。同センターでの試験において、 高濃度のホルムアルデヒドを、わずか1 時間でほぼ100%吸着という結果を得ています。また、一度吸着されたそれらの汚染物質が、再放出されないことも確かめられています。
高い調湿性能
「サーモウール」 は断熱性能のみならず、高い調湿性能を求めました。
人間は温度だけではなく、温度と湿度のバランスにより、快適・不快を感じています。さらに高い調湿性能を持つことにより、壁の中の結露の問題を解決していることは言うまでもありません。
地球環境へのやさしさ
自然に成長する羊毛は、石油のように有限な資源ではなく再生し続けます。また製造工程での燃料消費も一般的な断熱材に比べて低エネルギーで製造できるのでCO2の排出量が大幅に削減できます。焼却の際にも有毒ガスを発生する事もないので、特別な処理をする必要がありません。 「100%リユース」「CO2削減」「低エネルギー」「高品質」で地球環境と調和を目指した材料です。