【北九州市小倉南区】
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長年の夢が実現!大きくて存在感のある玄関
それは今から15年前のこと。「お父さん、僕は将来、自分の家を建てたいんだ」。「どんな家ね?」と父親が尋ねると、息子はこう答えた。「リビングの中に、大きな木がそのまま植わっているような家」。「いいやないね。俺もそんな家に住みたかねぇ」。
それから年月が流れ、今年5月に念願の家を完成させた。20年以上[サン建築工房]の棟梁として木の家に携わってきた父親が手掛けた家だ。ここは長年の”親父と息子の夢が詰まった家”なのである。
「昔から棟梁である父親とは、よく将来建てたい家のことについて話し合っていたんです。不思議と趣味も合ったし、分かり合えてもいたので、大まかな要望だけを伝えてあとは任せました」とYさん。親子ともども個性的で無二なものが好きという趣向からか、玄関先からあまり類を見ないとってもユニークな仕上がりになっている。約5mに及ぶ開放的な吹き抜けがあったり、遊びゴコロがいきた個性的な階段があったり。「玄関は大きく存在感のあるものにしたかった」というYさんの思いが、父親の手によりしっかり具現化されている。
特筆すべきは、天然木で作った階段だ。よく見ると、格子ひとつをとっても円柱があったり、角柱があったり、長さもバラバラで同じ材質なのに、どこか賑やかで楽しそうな雰囲気を醸し出している。「これは木琴をイメージしたんです。叩いて音が鳴ればもっとよかったんでしょうけどね」と苦笑い。とはいえ、階段の格子を木琴に見立てるなど、なんと発想が豊かなこと。
天然素材にこだわり、息子の喘息を克服
家づくりにおいて、Yさんご夫婦が最も重要視したのは使用する素材だった。というのも、今年4歳になる息子さんが喘息を患っていたからだ。「その点、サン建築工房さんは、国産材にこだわっている会社でしたので安心でした。この家もいくつも天然木をふんだんに使っていただけたようです」。
確かに家内を見回してみると、床だけでなく、部屋の各所にさまざまな天然木があしらわれている。リビングやトイレの腰見切りに至っても、よくありがちな合板の既製のものではなく、皮をつけたままのサクラの木が使用されていた。もっと言えば木を使っていないのは水回りぐらいで、その一つひとつのあしらいは、どれもが趣向を凝らしたものばかり。聞けば、この家は、小国杉を始め、桧、ムク、サクラ、竹など全7種類もの天然木が使われているという。どおりで家内に立ちこめる自然木の香りが清々しいこと。思わず深呼吸してしまうほどだった。
さらに「壁材もきになったので、サン建築工房さんにできる限り天然素材を使いたいとお願いしたんです。すると、限られた予算の中で身体に優しい素材を一緒に考えてくれました。壁紙、和紙、塗り壁…と、50種類ほど提案してくださったんじゃないかしら」とご夫婦。
こういった努力もあり、この家に越してきた途端、息子さんの喘息はピタリと止まった。以来、一度も発作はおきていない。親父と息子の夢が詰まった家は、家族の健康と笑顔をもたらしてくれた。